超特急のこと

日々の生活の中で超特急についてあれこれ考えたことを、徒然なるままに書いています。

なんも言えねぇ…でも【いま考えたいSNSのこと】

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いつかのオリンピックで北島康介さんが残した名言「なんも言えねぇ…」

わからない8号車もいるんだろうな。世代ギャップ。

 

www.nylon.jp

 

夏ですねぇ、暑いですねぇ、オリンピックですねぇ。

 

そして今年もやってきます、8月8日。8号車の日。

 

この記事では、8号車のめでたい日が近づいた今だからこそ聞いてほしい「私の本音」と、超特急が好きな(に興味がある)あなたに伝えたい「大切なこと」の2つについて書いていこうと思います。

 

 

去年の今時期。こんな記事を書きました。

 

yumayuma-ym.hatenablog.com

1年前のあの暑い日。母からの突然の知らせに驚き、事実とは信じられず、悲しみよりも「なぜ?」が先走っていました。体の内側から熱くなるような感じと共に、ファンのことを思うといたたまれなくなりました。そしてすぐに考えたのは、超特急のことでした。

 

なぜその選択をしてしまったのか、それはご本人にしかわからないこと。でも、1つの可能性としてありうる「SNSでの誹謗中傷」について、自分ごととしてちゃんと向き合おう。「 何かの拍子に運命の風向きが変われば、誰が犠牲になってもおかしくない」そう思ったから記事を書きました。

 

「『遺されたファン』は、私だったかもしれない」という危機感がぬぐいきれなかったのです。

  

yumayuma-ym.hatenablog.com

 

 

 SNSって、楽しいな。この気持ちはTwitterやインスタを始めたころから変わっていません。解禁された情報やその日に見た超特急(ユーキくん)について、「偏愛の極み」の熱量で書くのが楽しい。そんなはっちゃけてる自分へのツッコミを書くのも楽しい。

 

超特急を応援しながらの日常生活を書くのが楽しい。

 

 

 

 

その一方で、8号車の方々の投稿を読むのも楽しい。とにかく芸達者な8号車のみなさん。その実力はペンラ芸にとどまらず、日々のツイート芸もお手の物。思わず大笑いする投稿や、「そうそう!私もそう思ってた!」と共感する投稿、「なるほど、そういう考え方もあるのか…」と勉強になる投稿までさまざまです。

 

8号車に限らないですが、みなさんの素早い情報キャッチと反応でタイムラインが賑わう時、よくありますよね。同じような話題が並ぶと「何事か?!!」となりますし、つい気になって検索してしまいます。

 

 

そしてそこに、温かい書き込みも、けしてそうじゃない書き込みも見つけてしまうことがあり…

「なんてひどいこと書いてるんだろう…どうかエゴサしないでくれ」という心配か「なんも言えないな…」というどっちつかずか。色々な意見を見た時の私はこんな感じ。

 

 つまり、特定の誰かを批判する意見を見て、「まぁ確かにそうだよね」「その気持ちわかるかも」と共感することが、時々だけれど、ある。これが私の本音です。

 

 

人は誰しもが、「こうなればいいな」という理想や希望を持っている。それが周りからどんなに小さなことに見えたとしても、本人にとっては大事なもの。みんな何かしらの、かけがえのない想いがありますよね。

 

では、理想や希望が消えてしまうとどうなるか。温かかったこころはサーっと冷えきり、いつのまにか怒りがフツフツと沸いてきて、特定の誰かへの攻撃に変わります。

 

その攻撃の裏に隠されているのは、何かを失った「悲しみ」。だから、その悲しみ(喪失感)が癒されなければ、攻撃だって続いてしまうのです。

 

 

じゃあなんで「そうだそうだ!もっと言ってやれ!」と、批判する側に傾くのではなく「なんも言えないな…」なのか。

 

それは、私たちひとりひとりにそれぞれの事情があるように、批判されてしまう誰か(←主に芸能人とか有名人)にも本人にしかわからない事情があるから。自分の人生を自由に生きる権利があるからです。

 

極端な話、仮に表舞台に出てくる部分が10%だとしたら、残りの90%は見えない。インターネットやテレビ、ラジオ、雑誌などを通して語られるのは、彼ら・彼女らのほんの一部でしかない。そんな微々たる事実に、推測や想像(妄想)を付け加えるのがファンなのでしょう。

 

だから、その批判されている誰かが極悪人に見えたとしても、もしかしたら違うかもしれない。表面には出てこないところで、彼ら・彼女らの込み入った事情がある。それを全てオープンにさらけ出す必要はなくて、オープンにしたから偉いとかでもなくて。

 

何と言えば良いのでしょう…やっぱり自由なんです。みんな。

 

 

こんな風に、批判してしまう側の気持ちも、批判されてしまう側の気持ちも、どちらもわかりたいと思うのです。だから「なんも言えねぇ…」なんですよ。

 

 

 

でも。1つだけ伝えたい。

その思い(言葉)は、絶対に書かなきゃいけないことでしょうか?

 

いいえ。書かなくても死なないし、生活に必要な収入も減らないはずです。

 

「思ったり考えたりするのは勝手だけど書いてはいけないこと」があると思いませんか?

 

そう。誰が見たって傷つく言葉や、匿名の何人かがたったひとりを追い込む言葉がありますよね。

 

 

 あえて言わせてもらいますが、家族でも友人でもない有名人つまり「赤の他人」の人生にとやかく言う権利が、はたして私たちにはあるのでしょうか(あ、もちろんポジティブな言葉かけなら良いでしょう。「今日の放送楽しかったです」とか「ホームラン格好良かったです」とか)。

 

 

また、実際、こんな風に感じる書き込みを見たことがあります。

「この一言がなければ良いファンだったのに」

「いやこの人、自分の気持ちに嘘ついてるでしょ」

 

ここからはその例を2つ挙げて、踏み込んだところまでお話ししましょう。冷静なふりを装っていますが、ワタクシただいま熱くなっています(だいじょぶそ?)。

 

 

例①「あなたのことをすごく応援してたけど、今のあなたは応援できない。さようなら」

誰かのファンを辞める時、その誰かが傷つくことをあえて言う必要はあるのでしょうか?

お世話になったフォロワーさんに、挨拶していなくなりたいのであれば「●●さん推しを今日で卒業します。今までありがとうございました」の一言があれば、それで良いと思いませんか?

顔も出さず匿名で、言いたいことだけ言っていなくなる。それでスッキリするのだろうけど、後悔しないでしょうか。後から悲しくむなしくなりませんか。

 

 

例②「あなたが〇〇したことは(私に何にも関係ないので)責めるつもりはないけれど、△△だけはやめてほしかった」

……本当に、「〇〇したことを責めるつもりはない」のでしょうか?よくよく自分に問いかけてみてほしいです。その書き込みに、嘘偽りはありませんか?

案外、本音は「あなたが○○したことがとてつもなく不愉快だった!私の人生に関係アリアリなの!どうしてくれるの?だから△△るなんてもってのほか!ひどい!」ではありませんかね。

 

○○がショックだったからこそ、それと同時に起こった△△が嫌だったのではありませんかね。○○がショックじゃなかったら、△△だって別に気にならないと思うのですが…(詳細はご想像におまかせします)。

 

なんというか…この例②を実際に見つけた時、すごく切実なこころの内を感じました。

 

 

 

「あなたのためを思って」という余計な一言や、自分をだましながら誰かを批判する言葉…そんな「ニセモノの正義」を発信して、逆にモヤモヤイライラしませんか。

 

そしてそれ以上に伝えたいのは、ご本人の素晴らしさや、尊さや、性格をずっとずっと応援してきたファンなら、「ネット上で非難する」という行為がいかに危険なことか、わかっているはず、ということです。

 

日本は言論の自由が保障された国ですが、だとしても特定の個人を誹謗中傷して心も身体も痛めつけ、あってはならない選択にまで追い込むことは、絶対に許されないこと。

「もう嫌いだからどうなったってかまわない」はあまりに無責任だと思います。

 

辛かったら、「私の金と時間を返せ」と泣き喚いたっていいんです。たくさん泣きましょう。怒りたい時は怒りましょう。グッズ売っぱらったって、生写真やポスターをビリビリに破いたって、ペンライトへし折ったって良い。クレヨンしんちゃんのねねちゃんになれば良いんです(元推しもはやサンドバッグ)。

 

でも、その気持ちを本人を傷つける形で発信してはいけない。やめてほしいです。

 

 

とまぁ長々と書いてしまいました。が、私のような名もなき8号車が言ったところで、この世界から誹謗中傷がなくなるわけでもなく…悔しいです。

 

だからせめて自分自身は、この先どんなことがあったとしても、「正義という名の自己都合」で言葉の暴力を振りかざす人には絶対にならないぞ。ここに誓います。

 

もしも誰かを批判したくなっても、心の中で「ふざけんなこの野郎」とどれほど思っても、絶対に書かないと心に固く決めました。

 

私は絶対に書きません。

 

「人生の大半をそれに費やしていた」と思い上がってしまうくらい大好きな人に、どんなことが起こったとしても(意図せず間違いを犯すことだってありうるから)、書きません。

 

 

 

はい、お疲れさまでした。

この拙い記事を読んでくれたあなた。本当にありがとうございます。人生の貴重なお時間を費やして、私のブログを開いてくれているのですね。感謝の気持ちでいっぱいです。だからそんなあなたは、どうかこの時間を無駄にせず、投稿して良いことと悪いことの区別ができる人でいていただきたいです。

 

地球にも人にも優しい超速車両、一緒に走らせませんか?(何言ってんだ笑)

 

 

 

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靴が物語るものとは

 

今年の夏は、ユーキくんが刈り上げになった夏。何度見ても新しいし、「……!!!!!」こんな想いを抱いて楽しいです。その新鮮さは、わが故郷の市場に並ぶ魚と良い勝負(?!)毎日が観光地みたいな楽しさなのです(だいじょぶそ?←2回目)。

 

色々と水面下で動いているみたいなので、超特急はほんとにお魚ですね(←暑さで頭どうにかなった)。その情報解禁を楽しみに、8号車の日のお祝いを楽しみに過ごしていけたら。

 

ユーキくんが刈り上げたなら、私は自分の日々を刈り取る。お楽しみはこれからです。